ネギを薬膳的に考察してみた

薬味に使用したり、そのまま焼いて食べてもおいしいネギを薬膳的に考察してみました。

ネギの性質は微温で経絡は脾胃・肺で味は辛。ネギの白い部分は体を温めて汗を出させる作用があります。

ニンニクにも含まれているアリシンが含まれています。

体質での相性は、ネギは辛味で気を巡らせる作用があり発汗作用で寒気のある風邪に効果的です。気の巡りや血行を良くする作用があるため「気滞うっ血」(簡単に言うとクヨクヨしたりイライラしたり神経質な状態で血液の流れが悪いため体に刺すような痛みがあったり、肌の色が悪い状態)や「陽虚」(体を温める力が少ない)の方によい食材です。

身体を温める作用があるため「陰虚」(体に水分が少ない人)や「気血両虚」(虚弱体質)で汗をかきやすい人はあまり食べ過ぎないほうがいいです。

ネギを食べぎると目やにがでたり脱毛しやすくなります。またニンニク同様、はちみつと相性が悪いので一緒に食べてはいけません。一緒に食べると、下痢や胸が苦しくなるといった症状が出ます。

現代の研究でもネギに含まれている揮発性の油に抗菌作用や発汗、解熱、去痰、食欲促進作用があることがわかっています。

私の祖母はネギを育てており、私が子供のころ風邪を引くとネギの白い部分を切って首に巻いてくれました。ネギに含まれる揮発性の油が風邪に対して効果があることを「おばあちゃんの知恵」として知っていたんだと思います。

また、年越しそばに薬味としてネギはいれてはいけないとよく言っていました。今回ネギを調べてみて、古い文献に正月に生のネギを食べると脂漏性皮膚炎になると記載されていました。(科学的根拠は不明です。)

「おばちゃんの知恵」として伝わっているものは、伝統的に経験で得てきた知識です。中には否定されている知恵もありますが、科学的根拠がわかってきている知恵もあります。

漢方の世界も荒唐無稽な理論だと思う方もいらっしゃると思いますが、科学が進むにつれてわかってくることもあると思います。

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