人参(にんじん)を薬膳的に考察してみた

ニンジンは胃腸の働きを助け、どんな体質にもあう食材です。

性質は温で臓腑では肺・脾・肝。味は甘・辛です。

東洋医学的には健脾下滞(ケンピケタイ)。胃腸の働きを活発にして食滞を除くとあり、胃腸の働きを助けてくれます。

現代栄養学的には脂溶性のビタミンAのもとになるβカロチンを多く含んでいる食品です。カロチンの語源はキャロット(ニンジン)から来ているそうです。

イオウ、リン、カルシウムが多く含まれており、それらの効果で胃腸、肝臓を浄化すると記載されており、東洋医学の胃腸に良いにもつながりました。

ニンジンに含まれるコハク酸カリウム塩は血圧を下げたり、体内にある水銀を排出する作用がわかっています。

βカロチンは脂溶性で油と一緒に食べることで吸収が良くなります。油でいためた時に吸収率は60パーセントであるのに対し、生食ではわずか8パーセントだっという研究もあります。そのためサラダで食べる際はノンドレッシングのもではなく油の入っているものをかけて食べると良さそうです。

βカロチンは抗酸化作用があり、がんを抑制したり皮膚を綺麗にしたり潰瘍を治してくれます。また、とり目(夜目が見えにくい)にも効果的です。

酢での調理は東洋医学的にはβカロチンが破壊されてしまうためあまり勧められません。しかし、コレステロールを下げたりお腹の調子を整える目的ならば有効とのことです。

ニンジンはジュースにして飲むと良いとのことで、色々な書籍で紹介されていました。

ニンジン2本、リンゴ1個で作るジュースを毎日飲むと良いとのことです。作る際はの飲む直前で作ると栄養素が壊れずにおすすめとのことです。

(ニンジンのβカロチンは細胞壁内にあり、そのまま生で食べても細胞壁をあまり壊すことができず、βカロチンを上手に摂取するのは難しいです。しかし、ジュースにすることによって細胞壁が壊れてβカロチンが吸収しやすくなるんだと思います。ジュースにすることによってβカロチンの吸収率が上がる論文は見つかりませんでした。しかし、ジュースにすることが色々な本で紹介されているのでおそらく生食するよりも栄養素の吸収効率が良かったから、ジュースにして摂取することことが広まっていったのだと思います。単純にジュースにすることで摂取量が増えるからかもしれませんが。)

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