キャベツを薬膳的に考察してみた

キャベツは寒熱では平性で臓腑では胃、小腸。味は甘。痛絡散血(毛細血管の血液の流れを良くする)。安胃止痛(胃を丈夫にして胃の痛みをとる)作用があります。

五臓六腑の機能を調節する作用があり、消化を促し、気を補ってくれます。

そのため、気血両虚や気滞うっ血にの方に適しています。しかし、陽虚からの胃痛(お腹が冷えて痛みがある)症状にはシナモンやショウガの方が効果的です。

ヨーロッパでは「貧乏人の医者」と言われており、ローマ人が何世紀も医者がいなくても医者なしでやってこれたのはキャベツのおかげだと古代ローマの政治家である大カトーの言葉が残っています。たしかにキャベツは1個購入するとしばらくは食べることができるので値段に対してお得感があります。

医聖であるヒポクラテスもキャベツのことを赤痢と腹痛の特効薬と記していたとのことです。

キャベツの効能は伝統医学だけでなく、現代医学でもその効果が確認されています。ビタミンやミネラルを豊富に含んでおり、イオウと塩素は強力な胃腸浄化作用を発揮し、キャベツを大量に食べるとイオウのにおいのするおならが出ます。

これは腸内の老廃物が分解・浄化された結果であり、呼吸器の浄化・清掃もするため風邪や気管支炎の時の痰切り作用があります。

キャベツの汁に含まれるインドール化合物はがん細胞の抑制に働くといった論文が多く出ています。

胃の薬のキャベジンはキャベツの成分を研究して作られました。キャベツに含まれるビタミンUは難治性の胃潰瘍を治してくれます。また、肝機能も強化してくれます。

ビタミンUは水に溶けやすいのでキャベツを切ってから洗うのは良くありません。水に溶けて流失してしまいます。洗うときは切る前がおすすめです。また熱に弱いので生食やスープにして食べるのがおすすめです。

胃潰瘍の方が生で大量のキャベツを食べると消化に負担がかかってしまうため、温野菜にして食べるのがおすすめです。

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