もち米を薬膳的に考察してみた

お赤飯やお餅、おこわなど色々な加工方法のあるもち米を薬膳的に考察してみました。

寒熱でいえば、温。味は甘・苦。臓器は肺・脾です。

もち米は消化しにくいので病気の時や子供は食べ過ぎないほうがいいです。また、常食すると動機や皮膚炎を悪化させることがあると古典に記載されています。お酒と一緒にとると二日酔いがなかなか抜けなくなるそうです。

もち米の主な作用としては補中益気作用です。胃腸の消化吸収能力を高めることによって食べ物の栄養の吸収効率を上げます。その過程で胃腸を温めて下痢を抑えます。

汗っかきの症状を改善する作用があります。汗かきの原因の一つに気虚があります。気虚になると毛穴から汗を止める力がなくなり、だらだらと汗が出てしまうことがあります。もち米は気を補うことによって汗かきを改善してくれます。(他の気を補う食材でも改善できます)

もち米は基本的にどんな体質の方も食べることができますが、温性の性質から食べる体を温める作用があります。そのため体に熱がこもっている人はあまり食べないほうがいいです。また、陰虚の方は(体に水分がない方)も食べないほうがいいと記載されている本と食べたほうがいいという本が両方存在します。

食べないほうがいいという主張の論理は、記載されていませんがおそらくこういったメカニズムです。もち米を食べると体が温まる→体から水分が抜けていく→水分(津液)の減少で症状悪化というメカニズムだと思います。

また、食べたほうがいいという主張の論理も記載されていませんでしたがおそらくこういったことだと思います。体に水分が足りない(津液の減少)の原因はストレスや睡眠不足などで気血両虚になっている。→もち米は脾胃を強化して食べ物からの消化吸収を良くする→もち米を食べて気血両虚の改善→体に水分が戻ってくるといった論理だと思います。

一般的に陰虚は時間をかけてなっていくものなので改善には時間がかかります。陰虚の改善でもち米を用いる際は、最初は涼性のものを組み合わせてもち米の温性を弱めるか、陰虚を補う食材を組み合わせていくのがおすすめです。

アレルギー体質の方は症状を悪化させることがあるので、春の花粉症の季節や秋の花粉の季節、皮膚炎(アトピー、主婦湿疹)のあるときは食べ過ぎないほうがいいです。

もち米の作用は、お餅、白玉粉でも同じです。花粉症や皮膚炎のない疲れがたまった時は食べてみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA