小麦を薬膳的に考察してみた

小麦は書籍によって書いてあることが違います。おそらく、小麦と小麦粉を区別せずに一緒にしてしまっているためだと思われます。

小麦と小麦粉は薬効が異なります。小麦から胚芽や果皮(ふすま)を除いたものが小麦粉です。栄養素(薬効)が多いのが胚芽や果皮なので、小麦と小麦粉は栄養素(薬効)も異なります。胚芽や果皮は味があまりよくないので、小麦粉に混ざると小麦粉としては粗悪品になってしまいます。

小麦は寒熱では微寒で無毒、小麦粉は温性で小毒です。小麦は秋にまいて夏に熟して収穫します。そのため、四季の気を受けるため寒・熱・温・涼の四つの性質を持つと考えています。

小麦粉は温性で小毒があるので食べ過ぎると皮膚の感染やお腹の張り、下血、めまい、手の震えを起こしやすく、大根を一緒に食べると解毒できるそうです。

現代の栄養学では小麦胚芽にインシュリンを合成するアミノ酸と亜鉛を多く含んでおり、小麦胚芽を糖尿病治療の補助食品として与えたところ血糖降下作用が強まったという報告があります。

小麦の小毒は、書籍では紹介されていませんでしたが症状から考察してみました。

胚芽や果皮を取り除いたためにビタミンB1がなくなってしまった。→デンプン(ブドウ糖)を体内で代謝してエネルギーに変更するにはビタミンB1必要です。→小麦粉にはデンプンが多く含まれており、小麦粉を単体で食べてしまうと一気に大量のデンプン(ブドウ糖)が体内に入ったため一時的に体内からビタミンB1が不足してしまった。→ビタミンB1不足から脚気のような症状が出てしまった。

江戸時代に白米が主食になった時に脚気が流行し、ビタミンB1不足からたくさんの脚気患者が出たそうです。

小麦粉は胃腸機能を改善してくれるので、胃腸が弱った時に食べるに良いです。風邪を引いたときにそばよりうどんがいいという説は正しいです。

糖尿病の方は小麦のおかゆをとるとよいです。胃腸が弱っている時はネギなどの温性の食材を入れてみてください。

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