塩を薬膳的に考察してみた

塩は薬膳的に寒の性質があると教科書には記載されていますが一般向けの書籍では温の性質があると記載されています。

寒い地方の方の塩分摂取量が多いのは、塩分をとることで冷えから体を守るからだと考えられているからです。(単に寒い地方には作物が育ちにくいから塩で保存性を高めていたからかもしれませんが)

塩分と高血圧には因果関係がないという医師もいましたが、多くの書籍には塩と血圧の因果関係は指摘されています。塩をとることで、体が水分を欲し、水分をとることで循環血液量が上がり、血圧が上がると言われています。

血圧の定義は血管抵抗×循環血液量なので血液量が増えると血圧も上がります。血管抵抗が上がる原因の一つは脂質異常症があります。酸化されたコレステロールが血管壁にくっつくことで、血管抵抗(血管が詰まる)があがり血圧が上がります。コレステロールが悪いわけではなく、酸化されたコレステロールが体に悪影響を与えます。コレステロールが酸化される主な原因は運動不足とストレスですので、日ごろから適度な運動をしていくことが肝心です。

妊婦さんは運動があまりできないので塩分は控えていくことが肝心です。塩分をとって血圧が上がると妊娠中毒症になりやすくなります。

現代栄養学では減塩をするようにとなっていますが、旧ソ連のコーカサスに住む100歳以上を超えた人の食塩摂取量はかなり多いそうです。現地の研究者の考察では、食塩は体にたまると生活習慣病の原因になるが、運動してしっかり汗をかけば大丈夫とのことです。100歳以上を超えた方の生活習慣を観察してみると皆農業や牧畜なのでしっかり汗をかいていたとのことです。

この調査から食塩制限よりもしっかり運動していくことのほうが重要であるという説をもあります。

諸説ある食塩ですが、合成の塩(NaCl)よりも天然の粗塩の方がMg、Caなどのミネラルも含まれているので塩を買うときは少し高くても粗塩の方が良いです。

調理する際は塩をふることで肉が引き締まってうま味が外に出ていくことを防いでくれます。野菜炒めを作る際は、鍋に油を引いた際にすぐに野菜を入れるのではなくまず食塩を入れてから野菜を入れると良いと古典に記載されています。そうすることで野菜と油の毒素を消してくれるそうです。

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