コーヒーを薬膳的に考察してみた

コーヒーは諸説あるのでいまいち実態がつかめません。

寒熱でいえば平と表現するものもあれば涼と表現するものもあり温と記載されているものもあります。

コーヒーには利尿作用があり、尿をすると副交感神経が活性化され一時的には体温は下がるはずなので、涼となるのは納得できます。

一方、コーヒーには脳を活性化させるカフェインが含まれているので脳が活性化することによって交感神経が活性化されて体温が上がるため温性であることに納得できます。

はたまた、利尿作用と興奮作用が打ち消しあって平性になるといったことも考えられます。

中国ではコーヒーが好まれず、お茶の方が好まれて飲まれているため薬膳的な考察がされる機会が少なかったので説が色々出ているのだと思います。

コーヒーは世界各国で好まれている飲み物なので西洋医学的によく研究されています。栄養素としてはカフェイン、タンニン、ナイアシンが含まれておりそれぞれ医学的に効能が研究されています。

コーヒーは薬として流通したものなので正しく使えば健康促進効果を望めますが誤った使い方をすると健康を害してしまいます。

現代医学的には良い作用も悪い作用も報告されています。良い作用としては脳の興奮作用(眠気覚まし)、気管支拡張作用(咳止め)、利尿作用などがあることが分かっています。悪い作用としてはコーヒーを飲みすぎると体内のビタミンB1破壊されることがわかっています。ビタミンB1が破壊されるとブドウ糖が分解されなくなり細胞がエネルギーを取り込めなくなって疲労感を感じてしまいます。女性に卵巣脳腫を発生させやすくします。

コーヒーを常飲している人が急にコーヒーをやめると頭痛がしたり気分が落ち込んだりイライラしたりすることがあります。脳の伝達物質のアデニンとカフェインの構造が良く似ていてカフェインを日常的に摂取することによってアデニンの受容体が脳内に増えます。コーヒーを日常的に摂取していた時はアデニンと脳内の受容体のバランスが取れていたのですが、コーヒーを飲まないことで今までカフェインが結合していた受容体にアデニンが結合して、脳の活動が下がり血圧が下がったり頭痛が出たりします。コーヒーを飲めば改善症状は改善されますが、脳内の受容体のバランスを元に戻すのには時間がかかります。

その関係からカフェインには耐性があると考えられます。

もしかしたら人によって寒熱が異なるのは耐性問題が関係しているかもしれません。利尿作用には耐性は起こりませんが、中枢興奮作用には耐性があるのかもしれません。中枢興奮作用が少なくなった人には利尿作用が優位で涼性に、中枢興奮作用が強い人が温性に。中ぐらいの人は平性なのかもしれません。

コーヒーが健康にいい、悪いは研究者によってまちまちです。ポリフェノールが多いので健康にいいという主張や一部の発がん作用があるから控えたほうが良いという主張、カフェインが悪といった主張色々です。

一つの目安としておいしく飲めている量だったら問題ないと思います。健康にいいからと言って無理して飲んではいけません。もしかしたら体質に合っていないかもしれないからです。

しかし、子供ににはカフェインはあまりよくないので、授乳中や妊娠中の方は控えたほうが良いです。妊娠中や授乳中はタンポポコーヒーがいいかもしれません。タンポポコーヒーには母乳を出す作用をあるので特におすすめです。

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