人見知りで知らない人が来ると逃げる、陰でじっとしている、怖がり、物静かな子は「腎」が弱いタイプかもしれません。
「腎」は腎臓や生殖器、老化に関係する臓器です。無理に交配されて作られ品種改良された種類の血統証がついているような子はもともと「腎」が弱くなりがちです。
猫は知らない人が来ると逃げてしまう子が多いですが、一般的に猫は「腎」が弱いです。
ストレスを感じやすい子は恐怖を感じさせないように注意が必要です。
また、去勢手術を受けた子は「腎」が弱い傾向にあります。
人でもそうですが、補腎はいくらしても問題ないと言われており、どんな子も補腎を行いながら飼育していくことが重要です。
腎は体温を調節する器官なので、腎が弱ると体全身に冷えを感じたり、上半身が熱く、下半身に冷えを感じることがあります。
腎は水分を調節する機能もあるので、腎が弱ることによって体に水分が溜まり、たまった水分影響で体が冷えるといったメカニズムです。下半身だけ冷える理由は、重力で体の水分は下に溜まります。「気」がしっかりしていると水分は体を巡ることができますが、「気」に問題があると水分は体を巡らず、体の一部に溜まってしまいます。
下半身冷えには温めると改善することがあるので、「小豆の力」といった体の芯からマイルドに温めてくれるもので温めたり、人では腹巻ですが、犬では服を着せて温めてみてください。温めても改善しない場合は、ツボや補腎治療の必要性を考慮します。
腎には黒いもの、黒豆、ひじき、海藻類が良いので様子を見ながら与えていってください。
猫は腎臓病になることが多いので普段から注意が必要です。体を冷やさないように注意してマッサージができるようでしたらマッサージをしてあげてください。
腎臓が弱っているか判断するには毛を見ると良いです。毛がペタンとしていたり、つやがなくなってきているようでしたら補腎をする必要があります。