ペットの薬膳 症状別

基本的に漢方系の治療は症例によって治療方針や体の状態を一元的に判断することはないですが、参考程度に症例別のケースを紹介します。

こういった症例の時はこういった状態であることが多いというだけで絶対ではありません。

基本的には行動や性格、生活習慣なので判断していきます。

①草を食べる

基本的に胃に熱が溜まっていることが多いです。口をくちゃくちゃしている、冷たいものを好む、がつがつ食べてすぐにはく、口周辺にできもの、食欲旺盛の症状があれば胃に熱がこもっているかもしれません。

よく食べているものを観察し、食べているものを生薬辞典やネットなどで性質を調べると温性に分類されているものが多いかもしれません。温性のものを多く食べている場合は一旦やめてみると症状が改善されるケースがあります。たとえば、たんぽぽの根は体を冷やす作用があるので、散歩中に好んで食べるようであれば注意が必要です。

②涙焼け

家のプードルもそうですが涙焼けが多い子は胃に熱を持っていることが多いです。目が充血しているようでしたら「肝」も障害されているかもしれません。ストレスを感じさせないようにして、食事に気を付けると改善するケースが多いです。

③どこか触ると痛み

少し触っただけで痛みを訴える子は体に熱がこもっているかもしれません。肩甲骨の後ろあたりに「肝」のツボがあり、そこに触れると痛がるようでしたらストレスが多くかかっている可能性が高いです。椎間板ヘルニアと間違われることが多いのでよく観察することが重要です。

背骨側の胸の真ん中が痛がるようでしたら胃腸に負担がかかっているかもしれません。胸の真ん中あたりに胃のツボがあるからです。消化の良いものを与える必要があります。

腰のあたりを痛がる場合は「腎」が弱っているかもしれません。腎は老化と関係している臓器なので、老年期の子はよく痛がります。腎臓や骨がもろくなっていることが多いです。

④皮膚が伸びない

皮膚があまり伸びない子は気が体内に巡っていない可能性が高いです。日常的にマッサージをしてあげる必要があります。気が巡ってくると突っ張っていた皮膚が伸びてくるようになります。

⑤水を飲まない

猫に多いですが、腎臓が弱っていると水を飲まなくなる子が多いです。実際には飲まないのではなく飲めないといったほうが正しいかもしれません。

「腎」が弱ったことで水が体内から排泄できず、水が溜まってしまい水を飲みたくても水が飲めない状態になっているかもしれません。漢方でいうところの水毒です。お腹に水が溜まって膨らんでいる子が多いです。

お腹に水が溜まっているため吐いたり、下痢になったり、むくみが出ています。体が冷えていることが多いので体を温めることが重要です。また、腎臓は一度悪くするとよくなることは少ない臓器なのでむくみの兆候や水を飲まないといった兆候を見たら早めに獣医さんに相談することが肝心です。

⑥鼻水や涙が出る

水毒が原因のことが多いです。人でいうと花粉症のような症状です。

人でもそうですが、基本的には温める治療を行うのが多いです。水っぽい鼻水が出ている時は、クーラーの風を避ける、アイスや冷たいものをあげないといったことが肝心です。

一方黄色い鼻水の時は、体に熱がこもっている可能性があるので、比較的冷たいものをあげると良いです。(あげすぎ注意です。ほどほどがいいです)

⑦できものができた

まぶた、口に出来た場合は胃腸が弱っているかもしれません。水毒でも症状が出るのでむくみがないか注意が必要です。

腰の付近では「腎」が弱っているかもしれません。腰から下の毛が薄い場合は補腎が必要です。

⑧手足や体をなめる

ストレスが多いのかもしれません。お腹をなめている場合は特にストレスがかかっているかもしれません。お腹にはストレスと関係のある「肝」のツボがあり、そこをなめて刺激をして自分でストレスを改善させようとしているかもしれません。

年と共に体のバランスが悪くなり、脚の血行が悪くなり気にしてなめているケースもあります。人でいうと足が痛いといったことと同じ理由です。

⑨耳の後ろをかく

ダックスフンドでそういった症状が出てきた場合は体のバランスが崩れて関節炎が出てきている可能性が高いです。人でもそうですが、ヘルニアや関節炎は治すというより上手に付き合っていくことが重要なケースが多いです。

⑩肉球に張りがない

人でいう足つぼと同じで疾患があると肉球に症状が出ることが多いです。肉球の大きさが異なっている場合は注意が必要です。

前足は「心」、後ろ足は「腎」と関係しています。普段から軽めの力でマッサージをしてあげることが肝心です。

⑪歩き方が変、ふらつくような感じ

レントゲンをとっても原因がわからなければ、お血が原因かもしれません。お血とは血液の流れが悪い状態のことを指します。皮膚にシミが出てきたり少し触れると痛がる場合はお血があるかもしれません。

マッサージやお血をとる食事を与えると改善するかもしれません。

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